プロのなり方

プロ野球選手でも美容師でも何でもいいんだけど、そこを目指したのに多数の人は途中で諦めることになる。なんでだろうか?


それは努力や才能なんかじゃなく「なり方を知らないから」なのかもしれない。


環境も大きく左右されるだろう。2世タレントや2世議員は何か悪く言われちゃったりするんだけど、親は業界を知ってるんだから「なり方を知っている」んだよね。お金もあるし。


これはセコくも何ともない。戦場では資金や情報を多く持っている方が有利なのは今も昔も変わらないんだから。


例えばヒットを打ちたいと思った時に、いくら腕立てをしてもダメだ。もし親がイチローなら「腕立てだけじゃ打てない」とアドバイスしてくれ、ヒットを打つコツを教えてくれるだろう。


もっと乱暴に言えば、ミニ四駆で優勝したいのに腕立てばかりしてちゃダメなんだ。カチカチのホイールを抜くことには役立つかもしれないけど、まず努力の方法を学ばなくてはいけない。


当たり前だけど親はイチローじゃない人が多いに決まっている。彼らは努力で「なり方」に気づくことができた人たちだ。

間違えやすいのは、何かをする人=何かの業界の人、という方程式だと思ってしまうこと。その業界に属するだけなら運が良ければ大丈夫なんだけど、映画俳優になることと映画の業界に就職することは全然違う。


「銀行か商社かIT企業に就職しようと活動しています」って方法しか知らないのであれば、到底無理だ。そういうことじゃない。


逆に言えば、なり方を知っていれば飛躍的に可能性が上がる。


ストレートが140キロの上原を思い出すんだけど、今の高校生は150キロ以上投げる投手はたくさんいるけど、それはメジャーで活躍する条件ではなく、プロになる方法、試合に出る方法、打ち取る方法、を知っているかが大事なんだ。


感覚的なことではなくて、なり方は「実務的なこと」の方が大きい。エアコン掃除の前にはブレーカーを落としておく。そういうことに近いんだと思う。




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