欠点を認める


間違っている事に対して意見を言うのは構わない。それで何かが改善されれば意味のあることだからだ。


でも、「自分はそう思わない」というだけで、何に対しても否定する人と話をするのは疲れる。


まず「違う意見を受け入れられない自分」を疑ってみる必要がある。僕はこれが嫌いなんだけど、なぜ他の人は好きなんだろう。そう思ったら、何でもかんでも否定せずに嫌いな自分を検証するといい。そうする事で自分の思考の精度を上げれる。


僕は議論が雑な人とは話さないようにしている。自分の結論が絶対で、細部を無視して決めつける人と話をしても議論にならないからだ。


全ての出来事には因果があり、それを1つずつ対処していくのが議論だ。何が起きても自分の嫌いなモノのせいにする論調が多い。出来事の裏側には「外部からでは解らない複雑なカラクリ」があって、原因は外から簡単に見つける事はできない。


何事にも同じ悪者のせいだと決めつける人の言う事は根拠がないと思われるし、もっと言うと「自分の不遇」を補償しようとしている事がある。本人は隠しているつもりだろうが、他人が見ればそれがよく見える。


先日、居酒屋で隣の男性が店のテレビのニュースを見てこう言った。「あの政治家は東大出身のくせに議会で寝やがって。それなのにいい生活してやがる」


解りやすい例えで申し訳ないけど、この人の言うことは、「自分は東大を出てないし、毎日仕事で大変だし、いい暮らしもしてない」という意味に解釈できる。自分が勝手に作った劣等感で、知らない人を糾弾している。


この人が経済や政治の専門家で、何故その政治家がダメなのかを教えてくれるのであれば、話す価値はある。でも、テレビの印象だけでしか話をしていない典型的なパターンだ。つまり、妬みである。


自分が満ち足りている人は他人を責めたりしない。誰かの行動が気に入らないと思った時は、何故それに自分がイライラするのか冷静に考えてみる。だいたい苛立ちは自分が持ってないモノを他人が持っているという妬みが原因だから、冷静に振り返る習慣をつけることで他人を妬むこともなくなる。


単純にいうなら、自分に足りないものを自覚して、持っているモノに感謝している人は豊に見えるし、話していても気持ちいい。そういう人の周りには同じような人達が集まり、楽しそうにしている。そうでない人達はどんどん人が離れていき、不満同好会のような場所にしか居場所がなくなる。ただそれだけの事。

「自分のするべきこ事以外は謙虚であること」を心がけて、今日も1日よろしくお願い致します。


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