1→3→5→□→□

【問題】 ▢に入るのは?


1→3→5→▢→▢


という問題が面接の課題の企業があった。


「簡単すぎるでしょ」と、受験者達がつぶやく。



10分後、面接官が解答用紙を回収しながらこう話始めた。


「答えを求められた時、そこに何かの法則性を見つけようとする事をクイズ脳といいます。問題を作った人が答えて欲しい正解を見つけるのです」


「実はこの問題に答えはなく『クリエイティブさ』を審査しています。7→9は法則性でいえば正解ですが、そこには何の面白さもないです」


面接官は1枚ずつ解答を受験者に見せる。


「これは南部さんの解答。『1→3→5→試→合』と書かれている。135試合。野球のペナントレースですね」


「これは竹内さんの解答。『1→3→5→N→620』と書かれている。給湯器の型番ですか?」


面接官は真剣な顔で、7→9と書いた受験者を帰らせ、残った者にこう言う。


「彼らにはサービス精神が足りない。7→9と書く人達は、いつかAIに仕事を奪われる人達なんです。この問題に勇気をもって独創的な解答をしてくれた君達を我が社は採用します」



飛躍的な成長を遂げた数年後、その会社は初歩的な経理ミスで倒産した。

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