1億人のレストラン

自分がSNSをやり始めた頃はmixiの美容師コミュニティで、美容学生からオッサン美容師までワチャワチャしていた。そしてそれを見てるのが面白ろかった。


mixiには「足あと」という誰が自分のページに来たか解る機能があって、ある程度抑止力があったんだろう。


FBやツイッターやブログは、相手の事が全く解らない。どこの誰だか解らない人に、いきなり絡まれたりする。ミニ四駆の加工をしながら。


だからといって鍵をかけてしまうのは、SNSの可能性を全否定することになるから難しい。


例えば僕が友達だけが解る話題について話していると、「何のことですか?」と聞かれる。家族で食卓を囲んでいる時に知らない人が入ってくる感じ。


家族の食卓が外に向けて発信しているわけがない。という反論も理解できる。でもそこには、現実社会と同じルールがあるから「見えていても言及しない」常識は存在する。


家族の食卓から離れて、SNSは居酒屋やレストランのようになった。つまり、隣の席の人達は見えていて、個人的な話も聞こえてくるんだけど、「あなたの言うことは間違ってる」と、いきなり介入してはいけないってこと。意見が違う人の声が聞こえてきてもテーブルが違えば「全く別の世界」なのだ。


その反面、SNSは「今の話、面白いので聞かせてくれませんか?」ということが起こる可能性がある。マナーのいい人が言うなら良い出会いになるかもしれない。レストランに来なければ会えない人達だからだ。


ただ、そこで話されている言語が解らないと、聞こえてないのと同じだから、約1億人のレストランってこと。「日本のネット人口は〇〇%だから、1億はおかしい」なんて話はしないでね。そういうことを思い付きで知らない隣のテーブルの人に言うから嫌われるんだよ。


というわけで、友達とだけで話したい時はレストランの個室を使う。僕の場合、それはLINEグループであり、他の人をできるだけ不快にさせたくない。オープンとクローズを使い分けるのが大事ということ。



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